紅いも焼酎「紅一粋(べにいっすい)」


ロック
香りや味をしっかり味わいたい日に。時間と共に増す華やかな香りと紅いもの甘みを楽しめます。

水割り
料理をゆっくりと味わいたい日に。ふんわりと香るやさしい味わいでどんな料理とも相性良し。

ストレート
「紅一粋」の奥深さを楽しみたい日に。
本来の味と香り、コク深さを楽しめます。

お湯割り
寒い日のお食事のお供に、さらに体もぽっかぽか。
紅いもの香ばしさ、甘みが広がります。



沖縄県本島南部、島尻郡八重瀬町(やえせちょう)。
那覇空港から南東へ車で走ること30分、ウージ畑(さとうきび畑)をぬけると水平線に沿って紅いも畑が広がります。
温暖な気候と豊饒な土壌に恵まれたこの地に、紅いもの故郷があります。
この地域一帯に広がる暗赤色の大地は、珊瑚由来のミネラル分が豊富な《島尻(しまじり)マージ》という土壌です。
この紅いも栽培に適した自然豊かな地で、原料の紅いもは丁寧に育まれています。
那覇空港から南東へ車で走ること30分、ウージ畑(さとうきび畑)をぬけると水平線に沿って紅いも畑が広がります。
温暖な気候と豊饒な土壌に恵まれたこの地に、紅いもの故郷があります。
この地域一帯に広がる暗赤色の大地は、珊瑚由来のミネラル分が豊富な《島尻(しまじり)マージ》という土壌です。
この紅いも栽培に適した自然豊かな地で、原料の紅いもは丁寧に育まれています。


原料の「紅いも」は、八重瀬町(旧具志頭村[ぐしちゃんそん])の契約農家が育てる沖縄県産100%、古くからこの地域で作られてきた "ぐしちゃんいも"です。
皮色は白く、内色は鮮やかな鮮紅色。甘みが強く食感の良い事から、主に食用として人気の高い品種です。
皮色は白く、内色は鮮やかな鮮紅色。甘みが強く食感の良い事から、主に食用として人気の高い品種です。


焼酎の源流と云われ約600年の歴史と伝統を誇る泡盛。
これまでの泡盛造りで培ってきた技と情熱を傾け、沖縄で初めての本格紅いも焼酎ができました。
その名を「紅一粋」。良質な「紅いも」を「黒麹」で丁寧に仕込み、紅いもの甘い香味が引き立つ、芳醇な深い味わいへと仕上げました。
「黒麹」を知り尽くした蔵元と、「紅いも」を知り尽くした農家が共に原料をみつめ、共に創り上げる味わいです。
これまでの泡盛造りで培ってきた技と情熱を傾け、沖縄で初めての本格紅いも焼酎ができました。
その名を「紅一粋」。良質な「紅いも」を「黒麹」で丁寧に仕込み、紅いもの甘い香味が引き立つ、芳醇な深い味わいへと仕上げました。
「黒麹」を知り尽くした蔵元と、「紅いも」を知り尽くした農家が共に原料をみつめ、共に創り上げる味わいです。


菓子商品での需要が伸びる中、焼酎の原料として紅いもを安定確保していくためには、しっかりとした協力体制を築いていける生産農家さんが必要でした。
松田:『ぐしちゃんいも生産組合』代表の安里美津男さんとは、弊社の地ビール工場がある、八重瀬町(旧具志頭村)役場からの紹介で出会いました。
安里氏:役場では農業振興に携わる中で地域農業の将来像を模索してきました。台風や干ばつに強く、具志頭の土壌で育ちやすい紅いもこそが地域に適した農作物であると考え、紅いも栽培に注力するようになったのです。県より拠点産地として認定を受け、生産拡大に奮闘していたところに今回のお話を頂きました。ヘリオス酒造と一緒に「沖縄で初めての紅いも焼酎造り」に取り組む事で足腰の強い産地作りができると期待をもって手をあげました。
松田:『ぐしちゃんいも生産組合』代表の安里美津男さんとは、弊社の地ビール工場がある、八重瀬町(旧具志頭村)役場からの紹介で出会いました。
安里氏:役場では農業振興に携わる中で地域農業の将来像を模索してきました。台風や干ばつに強く、具志頭の土壌で育ちやすい紅いもこそが地域に適した農作物であると考え、紅いも栽培に注力するようになったのです。県より拠点産地として認定を受け、生産拡大に奮闘していたところに今回のお話を頂きました。ヘリオス酒造と一緒に「沖縄で初めての紅いも焼酎造り」に取り組む事で足腰の強い産地作りができると期待をもって手をあげました。



松田:まずはお互いの取り組みを理解することから始めましたね。生産組合の皆さんや商工会、役場職員、町長が弊社の工場を、我々は農家を訪ねました。
安里氏:皆さんとは焼酎の造り方や紅いもの品質について意見を重ねてきました。焼酎の原料として紅いもを作るのは初めてで、当初は不安の声もありました。そんな中、『良いお酒が造れるかは、良い"いも"ができるかにかかっている』と常に良質な"いも"生産をよびかけてきた社長の言葉を受けて、組合メンバーの士気に高まりが見えたのを覚えています。
安里氏:皆さんとは焼酎の造り方や紅いもの品質について意見を重ねてきました。焼酎の原料として紅いもを作るのは初めてで、当初は不安の声もありました。そんな中、『良いお酒が造れるかは、良い"いも"ができるかにかかっている』と常に良質な"いも"生産をよびかけてきた社長の言葉を受けて、組合メンバーの士気に高まりが見えたのを覚えています。

松田:紅いもの収穫がこの秋から始まりました。今回掘った初堀り"紅いも"も見事です。紅いも焼酎造りは沖縄で初めてという事で注目頂きましたが、今後定着した商品に育てるには美味しい事はもちろん安定供給が必須です。そしてお客様の心をつかむ商品に育てるためには、原料から製造まで一貫して「安心・安全」な信頼できる商品でなければなりません。今後も産地を八重瀬町に限定し、協力体制のもとで『美味しい紅いも焼酎造り』を目指していきます。
安里氏:私達の『紅いも』を原料とした焼酎が市場で評価を頂いた事で、やる気と誇りが芽生えてきました。新たに『いも作り』を希望する農家も増えて、設立当初わずか10戸で始まった組合は現在30戸に増えました。これを機に、地域を挙げた元気な紅いも産地として、良質な『紅いも』を提供していきたいですね。
松田:初めての試みになりますが、この秋最初に採れた初堀り紅いもだけを使った『二〇〇八年秋仕込み』を限定ボトルで出荷します。この時期にしか味わえない「紅一粋」をお客様に楽しんで頂きたい。新酒の出来が今年の味を決めるとも言われていますから気合が入りますよ。
安里氏:私達の『紅いも』を原料とした焼酎が市場で評価を頂いた事で、やる気と誇りが芽生えてきました。新たに『いも作り』を希望する農家も増えて、設立当初わずか10戸で始まった組合は現在30戸に増えました。これを機に、地域を挙げた元気な紅いも産地として、良質な『紅いも』を提供していきたいですね。
松田:初めての試みになりますが、この秋最初に採れた初堀り紅いもだけを使った『二〇〇八年秋仕込み』を限定ボトルで出荷します。この時期にしか味わえない「紅一粋」をお客様に楽しんで頂きたい。新酒の出来が今年の味を決めるとも言われていますから気合が入りますよ。



ヘリオス酒造の原点とも言える創業以来の理念、その思いが「紅一粋」誕生のきっかけとなりました。
1961年。ヘリオス酒造は、創業者・松田 正の「酒はその土地で穫れる作物で造る」という創業の理念をもとに、沖縄の基幹作物である"サトウキビ"を原料とするラムの製造からスタートしました。
1961年。ヘリオス酒造は、創業者・松田 正の「酒はその土地で穫れる作物で造る」という創業の理念をもとに、沖縄の基幹作物である"サトウキビ"を原料とするラムの製造からスタートしました。

創業から47年、沖縄の地酒・泡盛や地元の農作物を活用した酒を造り続けてきたヘリオス酒造。松田 亮は考えました。
「亜熱帯気候の沖縄は地域資源の宝庫だ。地域の農作物を原料として活用する事で地域振興につながり、生産地域の農家と共に発展できる酒造りはまだあるはずだ。何か地元にある作物を使った酒はできないだろうか?」
そこで着目したものが、「紅いも」でした。
「台風災害の多いここ沖縄でも、地中で育つ"紅いも"は比較的安定した収穫が可能だ。沖縄特産の紅いもと沖縄独自の黒麹菌を使った「紅いも焼酎」を泡盛に次ぐ第二の地酒に育てたい!」

2007年6月、経済産業省による新法施行に伴い、地域資源を活用した新事業に対する国の支援施策、『中小企業・地域資源活用プログラム』が始まりました。
日々の試作研究を重ねる中であたためてきた思いを発信するきっかけとなったのです。
紅いも焼酎を泡盛に次ぐ第二の地酒へ!
